オヒルギへ メヒルギ(ヒルギ科)Kandelia candel マヤプシキへ

 高さ5メートルに達する常緑の灌木。長楕円形の葉の先端は円く、先端は鈍頭。花のがく裂片と花びらは5枚。散布体は他のヒルギ類より細くその表面はなめらか。根は板根状になる。マグローブ湿地の水路沿いに生育し、海水より汽水を好む。沖縄島以北で優占林が多く見られ、鹿児島本土が北限。
メヒルギは支柱根がないかわりに、幹の根元が広くなっています。これはサキシマスオウノキで有名な板根と同じ呼吸根の一種です。木肌はずいぶん赤みがかっています。ヤエヤマヒルギの葉がいわゆる葉っぱ型なのに比べ、メヒルギは葉の先が丸くなっています。

写真

模式図
樹  形 葉と葉序 果実又は胎生種子

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