イリオモテヤマネコについて
            イリオモテヤマネコは今 ・・・・・  
現在、イリオモテヤマネコは西表島に約100頭生息していると
推定され、絶滅が心配されていることから、
国内希少野生動植物種に指定されその保護が図られています。
  ヤマネコは西表島の中でも比較的標高の低い地域に生息
していることがわかってきています。


西表野生生物保護センター
のホームページへ
イリオモテヤマネコの捕食シーンがRialVideoで見れます

西表野生生物保護センター        
西表野生生物保護センターは西表島を訪れる皆さんにイリオモテヤマネコを
はじめとする希少野生生物や西表島の自然について知ってもらい、
野生生物への理解や関心を深めるための普及啓発活動や、
絶滅の恐れのある野生動物の保護繁殖事業や
調査研究を総合的に行うために建設されました。
 貴重な自然環境を次の世代に引き継ぐためには多くの人の理解と
科学的なデータの集積が必要です。
センターはこうした活動の拠点としての役割も果たしています。

主な展示
1.生き物掲示板
  センターに入ったらまずここをご覧下さい。西表島の動植物の
最新の目撃情報が地図上に記録されています
  この情報を手がかりに生き物達との出会いを体験し、
また新たな情報を記入してください。
  これらの情報はセンターで蓄積し、
保護のための基礎データとして活用します。

2.島人の営み
  島の人々は西表島の四季おりおりの自然との
関わりの中で暮らしてきました。
ここではフェノロジー(生物・ 暮らし暦)とジオラマ、
映像等で島人と自然の関わりについて紹介します。

3.西表島の自然
  西表島は,サンゴ礁、マングローブ林、
亜熱帯林等の多様な自然環境を有しています。
  それぞれの自然環境のしくみとそこに生息する様々な
野生生物の生態をパネルで解説します。

4.イリオモテヤマネコの世界
  西表島だけに生息しているイリオモテヤマネコの形態的特徴、
生態、生息状況、保護対策などについて
科学的データを基に剥製、骨格標本、パネル等で解説しています。
また、研究結果をファイルノートで随時発表しています。
      野生生物保センターに展示されている一部です

調査・研究
● モニタリング
   イリオモテヤマネコの個体数や行動圏、個体の健全性等
その保護を図る上で不可欠なデータの
収集のために自動撮影、ラジオトラッキング、
臨床病理検査などの調査を行っています。

● リハビリテーション
   交通事故等で負傷した個体を治療し、
野生復帰させるための施設として、
センターにリハビリ室と野外ケージを設置しています。
リモートカメラ等を通じたリハビリ個体の監視と
生態観察も行っています。


保護活動
● 事故防止キャンペーン
  イリオモテヤマネコの事故防止を呼びかけるため、
特に事故の多い冬季に、センターを中心に説明会、
街頭広報、リーフレット配布、道路への標識の
設置等のキャンペーン活動を
関係機関が連携して展開しています。
      ヤマネコ標識の一部

● パークボランティア
  西表国立公園パークボランティアが
センターを拠点として、自然観察会の開催や
自然観察マップの作成を通じて野生  
生物保護の普及啓発を行っています。
  またイリオモテボタルなどの
希少な野生生物の分布調査等も
ボランティアの方々の協力で実施しています。
● 利 用 案 内
開館時間 午前10時〜午後4時
休館日  毎週月曜日、子供の日及び文化の日を除く祝日、6月23日(慰霊の日) 年末年始
入場料  無料
住所  沖縄県八重山郡竹富町古見
Tel・Fax 09808-5-5581・09808-5-5582